
雇用保険の制度については、超大雑把に説明するで



イメージを掴んでもらえばOKとおもって書いてるからな
雇用保険をかけているとハローワークから給付がもらえます
給与明細で「雇用保険」が引かれていれば加入しています。
管轄はハローワークです。



年金は日本年金機構、介護保険は市区町村やで



健康保険は、国民健康保険なら市区町村、協会けんぽは全国健康保険協会、それ以外は各健康保険組合な
具体的にどんな給付があるかご存じですか?
給付 | 備考 |
---|---|
基本手当 | 通称、失業保険 |
公共職業訓練 | 日中の訓練が多く在職者が受けるのは難しい |
求職者支援訓練 | 雇用保険未加入者でも受けられ、公共職業訓練と似ている |
教育訓練給付金 | 在職者向けだが一部の失業者も対象になる |
基本手当(通称、失業保険)とは
雇用保険でいちばん有名なのは基本手当(通称、失業保険)ではないでしょうか?
雇用保険に加入していれば働いていた期間や賃金に応じて原則として失業保険がでます。



この手当がでてる間に次の就職先見つけて生活立て直してやって国は言ってるんやろうな
離職票
働いていた期間や賃金については会社が「離職票-2」という書類を作成し、ハローワークへ届け出します。
退職手続きのとき、会社から離職票-2の内容に誤りがないか確認されます。
そのときに誤りがあれば訂正を求め、なければ署名します。



離職理由が大事やで。会社の都合で辞めるのに「一身上の都合」とか「依願退職」とか書かれているときは訂正をもとめてな。



納得いかずの署名はあかんで。訂正に応じてもらえないときは署名する前にハローワークへ相談するのがええんちゃうかな。
署名後、会社は離職票-2をハローワークへ届け出し、新たに離職票-1を受け取ります。
離職票-1と離職票-2が揃った会社は、それらを退職者へ送付します。
手元へ離職票-1と離職票-2が届いていない状況でハローワークへ失業保険の手続きへ行っても無駄足になりますから、届くのを待ちましょう。
会社はハローワークへ資格喪失日(=退職日の翌日)の翌日から起算して10日以内に必要な書類を届け出るよう義務づけられているため、遅い場合は確認しましょう。



離職票がけーへんかったら失業保険は、もらわれへんで



来るのが遅かったら失業保険もらえるのも遅くなるってことやで
待期期間
受給資格決定日からの7日は待期期間といい失業保険はでません。



受給資格決定日は離職後に初めてハローワークで求職の申し込みをして、離職票を提出した日やで



離職票を急いで送ってもらっても、ハローワークへ求職の申し込みに行くのが遅くなったら失業保険もらえんのも遅くなるで
給付制限期間
待期期間が終わっても失業保険がすぐに出る人と出ない人に分かれます。
退職理由 | 給付制限 |
---|---|
一身上の都合 | 1~3カ月たってから給付がはじまる |
会社の都合 やむを得ない場合 | 給付制限なし |
一身上の都合に給付制限があるのは、安易な離職を防いで雇用を安定させるためです。
しかし、転職が一般的になり2カ月の給付制限期間では経済的負担が大きいことから2025年4月からは給付制限は1カ月に短縮されました。
また、リスキリングのために教育訓練等を受けた(受けている)場合は、給付制限が解除されることとなりました。



勉強して給付制限なしで失業保険もらえんのは有難いよな



そんでハローワークへ職業訓練の話を聞きに行ったんやな
給付日数
雇用保険をかけていた期間、年齢、退職理由によって日数は異なります。
ハローワークでのやりとり(要は愚痴)
時代はリスキリング
2025年4月から公共職業訓練、求職者支援訓練、教育訓練給付金を受けた場合または受けている場合、失業保険の給付制限がなくなりました。
知識がついてボケ防止になるうえ、就職先の選択肢が広がるかもしれません。
一度、しっかり話を聞きにいかねばなりません。



「損得勘定>選択肢」やろ?1カ月の給付制限を無しにしたいんやろ?



そうそう、1カ月分の生活費を貯蓄から出したくないだけやな?
思いの丈をぶつける
ハローワークへは、現状を伝えて訓練について教えてもらおうと出向きました。
- 今51歳だが、私たちの年代はおそらく70歳まで働くのが当たり前の時代となる
- 老眼もつらいし、今と同じ仕事をつぎに選んでも時間の問題で出来なくなるだろう(この時点で今の仕事内容については一切、知らせていません)
- つぎの仕事は70歳まで、長くゆるく続けられるものがいいと考えているが、その選択肢を広げるために訓練について知りたい
- 希望は週4日、1日8時間はたらく
種類 | 備考 |
---|---|
公共職業訓練 | 選考あり、専門学校へ通うイメージ、費用はテキスト代のみ |
求職者支援訓練 | 選考あり、専門学校へ通うイメージ、自己負担あり |
教育訓練給付金 | 通信教育あり、全額自己負担し受講満了後20%~80%戻ってくる※上限あり |
公共職業訓練は色々な専門学校と提携していて、科目によって2カ月~6カ月の通学が必要です。
受講料は無料で必要になるのはテキスト代くらいとのことでした。
思いの丈は届かない
その中に興味があった「webデザイン」について聞いてみると、あからさまに門前払いな感じです。
「こういうのは若い人からも人気がありますし、定員も決まっているため選考もありますから・・・」



説明が止まらんな。諦めんのをまってんか?
「51歳で選考を通った人はいないんですか?」
「います」



おんのかい!
ハローワークの担当者は続けます。
「皆さん、口を揃えて在宅で仕事できたら良いとおっしゃるんですけどね、その訓練を終えたところで仕事につながった方はほとんどいません」



そんな効果のない訓練、やめちまえ!
ここで担当者は何を思ったのか、こう聞いてきます。
「簿記2級とかお持ちじゃないですか?」
「持ってますよ」
「にっ日商の?」



はじめての食いつき。やる気ないわけじゃないんやな。
「はい、日商の2級です。でも、実務経験はそんなないですよ。」
「年末調整できたりします?」
「できますよ。〇〇〇名規模でやってました。」
「今ね、給与計算が出来る人の求人倍率は1あるんです!どこの会社でも、給与計算は必要ですから…」



まーた説明がとまらんな。人のはなし聞いてた?



ゆったよね?今の仕事はいつまで出来るか分からんって、ゆったよね!
「(カタカタカタカタ…)」



急にパソコン打ち出してるやんか。これ求人さがしてるよな?
「いや、あの、私ね、初めての仕事やったら最賃(最低賃金)で良いと思ってるんです。でもね、今までやってた仕事で探すとなったら安い賃金でやる気ないんです。今と同じ仕事つづけるなら辞めた意味ないでしょ?」



51歳なんやから、そんな高賃金だす会社あるかいな。あきらめなはれ。
「中小企業ですけどね、いい求人はあるんですよ!」
「いや、ほんまに、選択肢を広げたくて訓練の話を聞きにきましたけどね、〇〇〇みたいな仕事もいいなと思ってるんです」
「もったいない。そんなの、まだ先でもできます。」



え?ちょっと叱られてる?いや、その先を見越して今からゆるっと慣れときたいんやけど。



それに、もったいないか、もったいなくないかは、こっちが決めるやつよな?
そして出されたのが求人票です。



思ったより悪くないんかーい、ビックリするやないかーい。



ルネッサーンス!
「でも、これフルタイムでしょ?私はゆるっと…」
「(カタカタカタカタ…)」



まっまた、はじまった
「いや、ほんまに、もう、ごじゅういっ」
「51歳なんてハローワークからすれば若手です。まだまだ、いけます!」



人のはなしを遮ってからに。webデザインのこと聞いたときに若い人で取り合いってゆってたよな?



人を勝手に年寄りにしたり若手にしたり、ほんまに。団塊ジュニアの氷河期世代の言い分は無視していいって国の内規に書かれてるんか?どうも、ずーっと、じわーっと、不遇やねんけど。
「パートもありました!良い求人はすぐ無くなりますからね。有給消化中の今から求人に応募してもいいくらいですよ!」





あなたがくれた資料の「急がば学べ」って何?



あかん。この人に勝てる気がせん。今日はひとまず撤退や。
「そうですね。勉強になりました。よく考えてみます。」
ハローワークの見解は、51歳ならおとなしく今の仕事を黙々とガンバれということなのでしょうか?
皆さんのハローワークでの経験が気になります。
教えてもいいよという方は教えてください。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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