※この記事は、13年使った電子レンジに不具合が出始めた【前編】の続きです。
『買い替えのサイン』や『処分方法』など、実体験をもとにまとめていますので、まだの方はこちらからどうぞ。

電子レンジの買い替え|寿命と故障の兆候から決断まで
電子レンジの寿命|10年超えの使用と買い替え判断の目安
『寿命10年~12年』と言われるレンジです。
我が家のオーブンレンジは13年目ですから、ガタが来て当然なのでしょう。

マンションの隣人が、「あと2カ月で26年使うことになるレンジが、いつ壊れるか怖い。」って、ゆーてたな。それはもう、壊れるよりも動いてる方が怖い。



サラッと、「ナショナルやねん」って、ゆーてたな。パナソニックの前がナショナルってこと、忘れてる人もおるよな。しかし、13年でも、「大当たり!」と、家電量販店のスタッフに褒められたのに、倍て。わろてもたな。
2週に1回くらい、そっと動かなくなっていたのが、週に1回と頻度が高くなってきました。
いよいよマズいと思い、散歩がてら家電量販店へ行ったのが5月下旬です。
6月のボーナス商戦で購入するための下見でした。
狙いの定まった下見は上手くいかない?|店舗訪問と想定外の展開
店につくと、『70周年感謝祭』と、至る所に書かれています。



もう、年2回のボーナス商戦よりも、70年に1回の祭りの方が安いんちゃうん?
まっしぐらに電子レンジコーナーへ向かいます。
狙いはパナソニックの単機能レンジです。
『ビストロ・ヘルシオ』といった、澄ましたスチームオーブンレンジやオーブンレンジが幅を利かせています。
オーブンレンジでさえ手に余るのに、スチームオーブンレンジなんて話になりません。



仲良くしたい子は、温めに命を懸けた単機能レンジちゃんよ。



小難しい子は、ちょっと気引けるから。
そんな強い心でお出迎えに上がったのに、愛しのあの子、パナ子ちゃんがいません。



パナ子?!どこだっ?パナ子ーっ!
呆然と立ち尽くすごましおの元へ、店員さんが寄ってきて、にこやかに声をかけてくれました。
「レンジをお探しですか?」
「はい。今のレンジがパナソニックのオーブンレンジで、13年もったんです。ただ、オーブンはトースターで事足りて使わなかったから、単機能レンジのパナソニックなら長持ちして良いのかなと考えてきたんですけど、取り扱ってないんですね。」
「高価格帯のレンジなら、日本で作ってるモノもありますが、単機能レンジはほとんど中国製ですし、家電には当たりはずれがありますから。13年持ったのは、大当たりですよ。」



隣人の電子レンジは、1999年製のナショナル。あれは、『大当たり』の上の新しい言葉が必要じゃない?
驚いてるごましおをよそに、店員さんは続けます。
「メーカーの保証期間は1年間です。そのくらいしか保証できないということです。ですから、有料で加入いただける長期保証があるんです。」



さすが営業マン、うまいこと言うな。ただ、加入者から集めたお金より、保証で払う方が少ないはずやけどな。



結局、当たりハズレはあるってことやな。
予想外の展開でも候補はしぼり込む|メーカー比較と選定ポイント
パナソニックと言えども作っているのは中国で、結局、当たりハズレがあるとなると、パナソニックから選んで買う理由がなくなりました。



パナ子、短い付き合いやったな。会ったこともないけど、元気でな。
ひとまず、陳列されているレンジを見てまわります。
ターンテーブルタイプのものを除外すると、残りはたったの3つになりました。
すべて庫内容量18リットル、東日本でも西日本でも使えるヘルツフリーです。
ヤマゼン | シロカ | Haier | |
---|---|---|---|
品番 | NERW-F018 | OB-R18F1K | JM-XP2FH18G |
税込価格 | 14,800 | 17,800 | 17,800 |
出力 | 200w,500w,650w(60Hzのみ) | 100w,200w,500w,600w | 150w,500w,650w |
代表的なボタン | あたため、弁当、のみもの、お酒 | 500w、600w | のみもの、ごはん、弁当 |
ヤマゼンは安いし、コレといったマイナスポイントもありませんが、何故か手が伸びません。



見た目の問題か?なんやろな、瞬時に、『シロカ』と『Haier(ハイアール)』の2択になってたな。
シロカは最近、耳にする名前です。しかし、Haierは聞いたことがありません。
店員さんの説明では、Haierは中国の企業、シロカは日本の企業ということでした。



できれば、日本を応援したいよな。
運のいいことに、一番心惹かれたのはシロカの、『500w』『600w』のボタンです。


出力とボタンの違い|500w・600wの使いやすさと実用性
冷凍食品やレシピによく登場するのが、『500wで〇分』『600wで〇分』の指示です。



ヘルツもそうやけど、ワット数とかも規格統一しとけよな。そんなん多いねん。ビデオのベータとVHSでもやられたわ。



ソニーが、『It’s a Sony』がベータやゆーから、うちの親、ベータ買ってもうてたやないか!
現在、使用しているレンジには、『500w』の指定はできても、『600w』の指定ができなかったのです。



『600wで6分』って、指定されると面倒やねん。「うーん、500wやから6分40秒くらいで試すか?」って、なんねん。
最後の決めポイントは、『500w』『600w』をボタン一つで設定できる点になりました。



やっぱ、日本の会社を応援したいしな。
購入は店舗でするか、ネットでするか|価格・ポイント・処分費の比較
普通に考えれば、ネットの方が安いと思います。
しかし、今回は、『70周年感謝祭』の真っ只中です。
よく見てみれば、シロカの17,800円も『70周年感謝祭価格』で、2,000円安くなっています。
この安くなった価格から、10%のポイントがつきます。



ふっふっふ。実は『株主優待:+3%のポイント追加券』を持ってるんだよ。ごましおには、安くなった価格から13%のポイントがつくんだよ!
スマホで調べてみると、売値は店頭と変わらず、17,800円です。
ポイントが10%付いたとしても、店頭で13%の方がお得です。
・ネット購入 17,800円-ポイント1,780円+粗大ごみ(レンジ)300円=実質16,320円
・店頭で購入 17,800円-ポイント2,314円+粗大ごみ(レンジ)300円=実質15,786円
ネットで買うよりも、店頭の方が534円、お安く買えます。



このまま買ったら、10kg近くあるレンジを持って帰って、段ボールつぶして、粗大ごみの引き取り手続きして、粗大ごみのシール買いに行って、古い電子レンジと段ボールを捨てられるようになるまで家で保管して、指定された日に粗大ゴミを出すの忘れんように、ドキドキせなあかんこと確定やな。



2,200円払ったら、配達時に回収から設置まで全部やってもらえて、その日でスッキリ終わるよな。労力考えたら、その方がええかな?
労力を考えて、試算をやり直します。
・店頭17,800-ポイント2,314+配達2,200=実質17,686円
・店頭17,686-ネット16,320円=差1,366円
1,366円で、『配達・回収・設置』をしてくれるなら、納得価格じゃないでしょうか?



気をよくして、本体価格の5%で『長期保証5年』にも加入したった。
17,800円×5%=890円で、5年の安心料なら、ま、えっかな。


こうして、我が家にやってきてくれたシロカの電子レンジは、今日も機嫌よく働いてくれています。



「シロちゃん」って、呼んでいい?
先代オーブンレンジの働き方改革|別れの予兆と最後の奮闘
散歩がてらの下見だったはずなのに、その日にレンジを購入し、明々後日には到着するレンジに浮かれながら、帰宅します。
まだまだ若い見た目の先代に、寂しさを感じながら、冷蔵ごはんをチンしようとすると、動きません。
今までなら、もう一度ボタンを押せば動きました。
なのに、動きません。



え?なんかバレてる?
置き場所を変えて、2度、3度と試して、やっと動き出しました。



今まで、無理してガンバってたんやな。つぎの子が決まって、ホッとして疲れがでたんかな?



いや、「まだまだ若いもんには負けん!」とガンバッてたのに、って拗ねてんちゃうか?「そっちがその気なら、働き方改革じゃい!ワークライフバランスじゃい!!」って。
それ以降、みるみると絶不調への道をたどり、3回のセットし直しで動いたのが、つぎは5回と、チャレンジは増えいきました。
温める力も弱くなり、いつもなら十分だったのが、もう少し温めたい、みたいな感じになります。
仕方がないので、『10秒で再セット、様子を見るも、まだ足りない』ということを、8回くらい繰り返して、温めるようになります。
最後の方は『10秒』で動いてもらってるのに、一向に終わらないなと振り返ると、残り『44秒』の数字が。



あ、増えるなんてパターンもあんねや。



ほんま、無理させてごめんな。
本当に、長きに渡り、生活を支えていただきました。
業者に引き取られていくのは寂しいもんですが、シロちゃんと共に、前を向いて頑張っていこうと思います。



ほんま、ええ子やってん。



誰も疑ってない。
本日も、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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